今期のM∀LICE総括



こんにちは。アルクです。

はじめましての方ははじめまして。

 

 

今期ももうすぐ終わりなので、使用したM∀LICEデッキの総括をしようかと思います。

今期の主な戦績ですが、

 

2/16 DKC 4-1



2/22 ACS大宮 決勝進出



日本選手権 店舗予選 権利獲得



3/8 宇都宮cs 優勝



それなりに結果が出て満足しています。

はてなブログ、Xの埋め込み出来なくなったの不便すぎる)

 

3月中に日本選手権の権利獲得を目指す方の参考になれば幸いです。

 

なおサムネイルの画像は、友人のカナメさんから許可を得てお借りしました。

最高のイラストをありがとうございます!

 

 

 

  1. 構築の多様性
  2. カード考察① アトラクター
  3. カード考察② その他誘発
  4. カード考察③ 先攻札
  5. カード考察④ 捲り札
  6. カード考察⑤ エクストラ
  7. カード考察⑥ 追記分
  8. 構築の変遷
  9. 終わりに

 

1. 構築の多様性

M∀LICEを考える上で大変だったのが「勝っている構築の多様性」です。

通常、tier上位デッキは強豪プレーヤーにより精査され、構築は収束していきます。

多少の差異はあれど、数枚の違いに留まることが多いです。

ですがM∀LICEは人によって構築が大きく違う状態が新弾発売後1ヵ月経っても続いていました。

これはM∀LICEというデッキおよび採用出来るカード群のパワーが軒並み高いため、どのプランでもそれなりに勝ててしまうことに起因していると考えています。

 

僕はビルダー気質の人間では無いため、基本的には各シーズン毎に結果を出している構築を調べ、その中にあるプラン等を学んで使用することが多かったので、この状況は非常に頭を悩ませました。

結局、様々な構築を掻き集め、取捨選択し、自分の構築とプランに反映させるという半ビルドみたいなことをせざるを得ませんでした。

普段から1から環境デッキを作っている人の凄さを改めて思い知りました...

 

特に意識したのは、

「カード1枚毎の性能、役割を環境を踏まえて考察すること」です。

構築やプランは人の考え方によって変わる流動的なものですが、カード単体の考察はそういったブレが少なく、詰めておいても損になりにくいと考えました。

足元がフワフワしている分、固められるところは固めておきたかったです。

 

なので次項からはカード考察を書いていきます。

構築の正解は僕では提示出来ないし、変に断定すると争いを生みそうなので。

 

2. カード考察① アトラクター

 

M∀LICEが使うことを許された最強の飛び道具。

白き森、メメント、青眼に対して非常にクリティカルな誘発で、先でも後でも投入可能。

また先攻で打つことで、最終盤面は弱くなりますが、展開スタート時点の誘発受けが格段に良くなります。

(ex:ドーマウス召喚から先にリングリにして、帰還させてから効果起動することで泡ケア)

 

ですが、墓地メタを苦としないミラーとライゼオルにはあまり効力が無いため、今期はサイドに行くことになるかなと漠然と考えていました。

が、ライゼオルに対するアトラクターの効力に関しては思い違いをしていたと言えます。

 

具体的な状況を交えます。

ライゼオル対面、こちら先攻で手札にアトラクター、ドーマウス、ラビットとします

アトラクター投げてヴェーラー打てなくしてからドーマウス召喚、リングリボーに変換して帰還させて、泡をケアしながら効果でキャット除外、

キャット帰還して効果にフワロスを投げられたとしましょう。

ラビット除外して帰還、ラビット効果で06セット、

3体でランサムss(フワロス1ドロー)、効果でミラーサーチ、セットしてターン返します。

 

相手はアトラクターにより以下の縛りを受けています。

・エクスの手札からのss不可(Xモンスターを墓地に送れない)

・アイスの手札からのss不可(カードを墓地に送れない)

・ノードの蘇生効果

・ノード、ソードのss条件に墓地を参照出来ない

この状況ではタキオンでアイスをサーチして召喚するしかありません。

アイス召喚効果にミラーを当てて効果無効にします。

ミラーのコストにしたランサム帰還+アングラサーチ、ラビット除外して帰還させて07セット、そのまますぐにラビットコストに07使ってM∀LICEサーチしてアイス除外。

 

この後に相手が展開を続けるための条件はプラグイン+ソード素引きしかありません

デッキに1枚のカード+3枚のカードの素引きですから無視してよいほどの低確率です。

アトラクターを投げることで、フワロスで展開を弱められても相手の捲りを許しません。

ドロー系を受けずに展開が通った場合は言わずもがなで、相手はエクスが使えない分、アポロウーサが激重です。

 

後攻の場合も考えます。

アトラクター単体の場合はスタンバイに投げる必要はありません。

エクスの素引きを割り切り、相手がエクスに依存したアクションを取るのを待ちます。

タキオンでエクスサーチなら処理後にアトラクターですが、アイスサーチなら待ち。

手札にアイスしか無い場合は、

アイス召喚、効果でソードss、ソードss時効果でエクスをサーチさせてからアトラクターを投げます。

ここから出来る最大値は、

アイスソードでデュオドライブss、デュオでプラグインとスターサーチ、プラグイン発動して除外されたライゼオル帰還してソードをデッキからデュオの下に埋める、

スターでデュオの下のソードを切ってss、効果でスラスターをセット、

ソードとスターでデドネss

盤面は、2デドネ+0デュオ+スラスター

見た目ではドロー系誘発を当てた場合の盤面に近しく見えます。

 

ですが、アトラクターが適用されているため、M∀LICEネームへのスラスターの着地狩りが効きません(ヘア以外はすぐに帰還)。

このため特にキャットの効果起動を阻止することが出来ません。

スラスターで墓地から素材の補充も出来ないため、捲り札無しでも手札によっては手数で押し切ることが可能です。

総合して、ライゼオルに対するアトラクターは有用と判断しました。

 

これらを考慮して、今期は一貫してアトラクターをメイン投入することにしました。

結果として白き森等のデッキへのメインのガードを下げずに済んだため、サイドをライゼオルメタに寄せることが出来、構築に余裕が生まれました。

 

 

3. カード考察② その他誘発

・霊王の波動

 

強誘発ではありますが、ライゼオルに効きが悪く今期は必須とは言えませんでした。

M∀LICEに対してはランサムやバインダーの帰還に当たれば強いですが、リンク値に余裕があるM∀LICE側はウーサ+リングリで泡+ニビルの持ち方をケアしながらアングラを使ってくるので、インパルスも同時にケアされます。

またサイド後互いにロンギを打ち合う展開になった場合、インパルスを使用した側がロンギを打てなくなるのも気になったポイント。

 

 

・マルチャミープルリア

 

ライゼオルに対するメタカード筆頭ですが、M∀LICEに対しても十分な効力があります。

特にロンギヌスとの相性が抜群で、ロンギを貫通するためにM∀LICE側が取るアクション(チェーンヘア、バックアップ、ウィザード)が軒並みプルリアを重く踏みます。

このためランサムやアコードに泡影が間に合いやすくなりました。

わざわざM∀LICE用にサイドニャルスの枠を割かなくても良いのでサイド構築もしやすいです。

もちろん白き森、リジェネシスに対しても有効。

 

 

・ドロール&ロックバード

 

ライゼオルに投げた場合に、誘発としてどのくらいの効力があるかが焦点。

 

アセンションスタートの場合、これ1枚で展開が止まる可能性が高いです。

タキオンスタートの場合、2デドネ+スラスター(計4回破壊)

アイススタートの場合、アグリ入り4デドネ(4回破壊+1無効)

 

タキオンとアイススタートの盤面をギミックだけで超えるのは厳しいです。

そうすると併せ持ちを考慮したいところですが、ドロー系誘発との相性が最悪で、なかなかその検討も難しいカードとなっています。

 

一方で先攻札としては、相手のドロー系を止める札として優秀です。

初手に持っていなくても、キャットの2ドローで後引きしても機能する破格の性能。

抹殺のようにフワロスプルリアを入れる必要も無いのでサイド後も強いです。

ただし、ドロールで相手のドローを止めた後の展開は、ランサムのサーチやバックアップ効果が制限されるため、泡影などの追加の誘発を受けられないことが多いです。

過信は禁物。

 

 

・ビーステッド

 

妨害にもなり、先攻展開の補助にもなる優秀なカード群ですが、今期は枚数、種類ともに悩みました。

ライゼオルとM∀LICEへの効力の低さが原因。

流行りに流行ったプルリアを踏む点もマイナスポイント。

ライゼオルを想定した際に最も評価が高かったのがドルイドで、ドロー系によってクロスにアクセスさせないプランの中では捲り札のように扱えます。

マグナムートは、ドロー系を投げて相手がアイススタートからデドネで止まった時に、墓地に光が落ちるタイミングが無く、ドルイドへのアクセスが1ターン遅れるのがネックになりました。カードパワーは1番高いのですが...

 

このデッキの汎用カード選定は「いかにサイド後のドロー系+ロンギに抗えるか」が命題になるので、どちらにも寄与しないビーステッドはシーズンが進むにつれて評価を落としていきました。

ただし、M∀LICEが他のデッキ(白き森、メメント、青眼)に対して敷いている強烈な足切り性能は、ビーステッドやアトラクターといった墓地メタカード群に依存するものなので、ここを減らし過ぎるとそういったデッキに大きな隙を見せることになりますし、M∀LICEを握る理由も薄くなります。

本当に難しいです。

 

4. カード考察③ 先攻札

・神の宣告

 

無難なカード。

ロンギ適用下ではランサム+ミラー等でターンを返すのですが、その際に羽根ライストをバックに受けると0妨害になりかねないので通告ではなく宣告に。

ただ展開を止められた場合、宣告だけで耐えられるほど信頼をおけるものではなく、あくまで前盤面に一定の強度がある場合に輝くカードだなと再認識しました。

出場していたCSがACSやDKCなどのET01ルールが多かったのも向かい風。

 

・次元障壁

 

前述した宣告では特にライゼオルに対して役不足と感じていたための採用。

展開が通らず先攻札を伏せてターンを返した際、羽根ライストに対して宣告を当てれば止めることは出来ますが、相手視点では羽根ライストで宣告を踏めているとも言えます。ランサムミラーで勝てるならそれもアリですが、現実は甘くありません。

であれば、羽根ライストを釣った上で相手に重い縛りをかけられる障壁に軍配が上がります。

M∀LICE強豪プレーヤーのしのんさん(@sayuri_yayoi)からアドバイス頂きました。

いつもありがとうございます。

 

 

・三戦の号

 

今期全プレーヤーの頭を悩ませたのは、「ライゼオルとM∀LICEでメタカードが大きく異なること」でした。

このためそれぞれのデッキへの対策札を積むだけでサイドが埋まり、他のデッキを見れなくなる事態に。

号は1枚で様々な先攻札にアクセス出来る点から枠の圧縮に有用でした。

ただM∀LICEに有効な通常罠が少ないのは懸念点です。

 

アーティファクトの神智

 

数少ないM∀LICEに有効な通常罠。

デスサイズを入れても良いですが、自分で割る手段が無い事、キャットのドロー等でデスサイズを引いてしまう裏目があることから、ミラーはロンギを出すだけでもok

今期序盤はまだM∀LICEのインパルス採用が多かったためあまり採用はしませんでした。

 

5. カード考察④ 捲り札

捲り札のターゲットはほぼデッドネーダー。今期はライゼオルゲー。

 

・アルテミットスレイ

 

デッドネーダーに抗うカード。

宣告の上からでもデドネを無力化出来るのが他の捲り札に無い強みです。

ただしアトラクター適用下で打てないのがネック。

 

 

・エクシーズオーバーディレイ

 

こちらも宣告の上からデドネを飛ばせる札。

先攻でも使えて器用なので採用した時期もありましたが、ロンギを受けた場合に、ディレイで蘇生した下級による壁の上からワンキル出来ず、また蘇生した下級の効果で次のリソースも確保されるために死が確定するので没になりました。

 

・月の書

 

これもしのんさんに教えていただきました。(いつも本当にありがとうございます)

ドロー系を通す前提ならデドネに触る札はぶっちゃけ何でも良いです。

月の書は捲りだけでなく、M∀LICE対面の先攻札として機能する(下級に対するアクションは破壊や除外よりも裏側守備が強力)ため、M∀LICE用の先攻札枠を作らなくて済む = 障壁を採用しやすくなるというメリットがあります。

 

・メタトロニオス

 

デドネ捲り兼M∀LICEへの先攻札という点では月の書に役割が近いです。

メタトロは更に、ドロー系などによって盤面を弱めた場合はM∀LICEへの後手札としても機能するため、メイン採用も現実的になってきます。

ただしうららで止まる、上からロンギを打たれると無効処理しか出来ないなど月の書より隙も目立つカード。

 

6. カード考察⑤ エクストラ

・トランスコードトーカー

 

これもしのんさんに教えて頂きました(n回目)

主な役割はロンギ適用下での立ち回りを強力にすることです。

 

先攻ではM∀LICEネーム+バックアップを持つことにより、ロンギの上から、

アコード+トランス+ランサム+伏せミラーの盤面を作ることが出来ます。

この盤面が最も有効に働くのがライゼオル対面です。

 

仮にトランスを採用していない場合はアコード+ランサムミラーになりますが、この場合、相手のセブンスタキオンに対してアコードを発動しなければなりません。

タキオンを通してエクスのサーチを許すと、エクスコストアグリゲーターでss、エクスチェーン1アグリチェーン2でアコードを簡単に踏まれてしまいます。

またアコードは発動無効なため、2枚目のタキオンを発動される裏目があります(アセンションまで含めると4枚の裏目)。

さらに、エクスがデッキに残っているため、追加でアイスやソードを持たれている場合には結局エクスにアクセスされてフルに回されます。

 

ところがアコード+トランス+ランサムミラーの場合は、場の全員がトランスと相互リンクなため対象耐性を持ちます。このためセブンスタキオンをスルーしてエクスssさせても、相手はアグリの効果を起動することすら出来ないため、アコードの発動無効除外は確実にエクスに命中します。

それを嫌ってアイス召喚から入っても、ミラーラビット07の流れでアイスの効果を無効にして除外したあとはラビットがフィールドに残らないため、やはり先程と同じ状況になります。

エクス+アイスの持ち方ですらこの盤面を突破することが出来ません。

 

トランスは後攻でも輝きます。

例えばドロー系を投げてデドネ単騎にさせて、こちらのターンで月の書を打ったもののロンギを投げられたとしましょう。

相手の場には裏になったデッドネーダー。

戦闘で処理しようとすると表になって破壊耐性が復活します。

こちらの手札はキャット+バックアップ+何か

ここからワンキルします。

 

キャット召喚してデコーダーss

バックアップ効果でssしてウィザードサーチ(何かを捨てる)

ウィザード効果で自身と墓地のキャットをss

バックアップとウィザードでメイジss、メイジでバックアップss

メイジとバックアップでトランスコードss

トランス効果でメイジss

トランスとキャットでFWDss

FWD効果でデッドネーダーバウンスデコーダーと相互リンク)

メイジとデコーダーでヒートソウルss、デコーダー墓地からss

ヒートソウル、デコーダー、FWDでアコードss

アコード効果でトランスとヒートソウルをss(トランスがアコードの真下)

アコード3800 (2300+1000+500)

トランス2800(2300+500)

ヒートソウル2300

合計8900でワンキル

 

ロンギ適用下で1面除去した上でワンキル打点が出せました。

縛りのせいでウーサと両立しない、インパルス手札から打った後は効果使えないなどの注意点はありますが、一番の天敵であるロンギに対してこれだけ強く立ち回れるなら十分に検討出来るカードだと思います。

 

7. カード考察⑥ 追記分

要望があったカード考察に関しては順次追記していきます。

 

3/14 追記

・サイバネットマイニング

 

手札コストと引き換えに、M∀LICEネーム、バックアップ、ウィザードのどれにでもなれる万能カード。

バックアップになれるため、ロンギの貫通に寄与する点が魅力的です。

またドロール&ロックバードとの相性が非常に良く、各種ドロー系に対して狙った組み合わせで受けやすいです。

 

例えば、

・スタンバイにプルリアを打たれた場合

マイニング使って手札を(M∀LICEネーム+ウィザード)の状態にする

M∀LICEネーム召喚して相手1ドロー、処理後ドロール

デコーダー作ってウィザードss、3体でバインダーss、デコーダー蘇生

バインダーでM∀LICEネーム除外してリンク値広げていく

(バインダーに泡影もらってもメイジ経由トランスコードでバインダーssから06セットで再展開可能)

 

・Gフワロスを警戒する場合

マイニングを使って手札を(M∀LICEネーム+キャット)の状態にする

キャット召喚して効果起動(相手はうらら墓穴引かれるのを嫌ってGフワロスを投げる)

2ドローして除外されたM∀LICEの効果で帰還、

後は最初の相手ドロー処理後にドロール投げて展開継続

 

しかし欠点として、

・本来重く受けにくいうららで手札2枚を失う

・アトラクター適用下で発動出来ない(手札コストは墓地送りが条件)

このあたりが気になります。

自分は前述のとおりライゼオルに対するアトラクターに信頼を置いていたので、サイド後先攻でも後攻でもアトラクターを残しており、特に後攻で手数にならないことがネックでした。

ロンギの受けも、敢えてマイニングを足してバックアップの数を増やすより、先攻札を大量に入れることで受けた方がドロー系も考慮すると優位と考えました。

 

ですが常に採用候補のトップに挙がるくらい優先順位の高いカードであることは間違いないです。

 

・めぐりai

 

上述したマイニングと比較して、手札コストがいらない、アトラクター適用下でも発動できるというメリットを持ったサーチカード

しかしサーチ範囲がバックアップとウィザードに限定されています。

マイニングとは一転してドロールとの相性は最悪で、先にドロール打ったらこのカードが使えないのはもちろん、このカードの使用後は制約によりドロールとうららが使えません。

またアポロウーサを立てることは出来ますがそのターン効果を使えないのでニビルが重くなります。

環境終盤はライゼオルの数が多く、ニビルが非常に少なかったため、アトラクターとの相性の良さに期待して1枚採用しました。

(アトラクター適用下ではバックアップは1枚初動)

トランス採用などデッキ全体がサイバースに寄っていたのもあって、制約をあまり気にせず運用出来て好感触でした。

 

 

8. 構築の変遷

 

最初から最後まで構築が定まりませんでした。

ただその時々の思考が詰まっていて振り返る分には楽しいです。

 

2/16 DKC

 

この前の週にRAM祭に出場しましたが2-2で敗戦。

そこでしのんさんとお話する機会があり、下級の比率や先攻札の選定、月の書の有用性についてアドバイスを頂きました。

それらを反映してDKCに挑み、4-1で完走。

勝ちは全部スト勝ちなので感触は良好でした。

 

 

2/22 ACS大宮

 

チームメイトにMD日本代表のたすくを迎えたため、何が何でも勝ちたい大会。

前週の構築から月の書をメタトロニオスに変更。

トロイメアケルベロスを採用し、アナザーベリルやベミドバルにもメタトロを打てる構成にしました。

M∀LICEにプルリアを入れる認識が広まってきたため、γドライバーを先攻でも後攻でも入れてスタンバイプルリアとロンギに対してカウンター出来るようにしました。

また抹殺の指名者を解雇。

メイン戦は強力ですが、サイド後先攻ではフワロスもプルリアも積まないため見られる範囲が狭く、ライゼオル相手に先攻でロンギを積みたくないのでいっそ不採用。

これによりGすらサイド後先攻で全抜き出来るようになり、大胆なサイドチェンジが可能になりました。

本番では5-0で決勝まで残りましたが、60M∀LICEに粉砕されて終戦

 

3/1 城下町cs

 

ゲストプレーヤーとして呼んで頂き参戦。
メインは前週のACSと全く同じ。

エクストラのケルベロスをマスカレーナに変更

展開する環境外デッキが多いと予想したので、ドロールを先攻札としてサイドにフル投入しました。

本番は2-2予選落ち。

メメントにうらら墓穴ダークソードボーンパーティーされ

青眼に誘発無しでベリル祈りロンギされ

何も反省の出来ないゲームで構築の見直しに繋がらず...

 

 

日本選手権 店舗予選

 

どう考えてもライゼオルが最強なので、ミラーをサイドに落としメインドロールでよりライゼオルにダメージを与える構築に。

また城下町csの時にしのんさんからトランスコードについて教わり、今大会から採用。

本当は障壁は3だったのですが、選手権の会場に有名なM∀LICEプレーヤーがいるのを確認したので直前で慌ててニャルスに変更。

しかし当日の彼はライゼオルを使用していてまんまと裏をかかれましたw

じゃんけん勝って処して無事に4-0で権利獲得。

 

 

3/8  宇都宮cs

 

環境終盤で分布がライゼオルとM∀LICEに寄ると考え、初めてビーステッドを全抜き。

めぐりaiを入れてロンギ耐性を気持ちUP

号3枚、障壁神智でどの対面もフワロス泡影を残さない強めの先攻サイチェンが出来るようにし、ドロー系とロンギに負けないことを意識。

デスサイズは入れるか迷いましたが、仮に引いてもある種の羽根ライストケアになることを考え直前で採用。

本番では号が大活躍。先も後もとにかく強かったです。

チーム6-0でCS優勝。最高の締め方が出来ました。

 

9. 終わりに

ここまで読んで頂きありがとうございました。

前期はライゼオルを使い、全く勝てずに萎えていましたが、実際デッキの研究も環境の考察も足りていなかったので因果応報だったと思います。

今期は自分で考えるしかなかったのもありますが、久々に1からしっかり考えたのでそれが十分に結果に反映されて安堵しています。

 

現代遊戯王はカードパワーがとにかく高く、ミス無くプレイしていても負けることがしばしばで正直きついです。

ですがミスを繰り返していたり、構築やプランがおかしかったらちゃんと負けます。

最後は運ゲー引きゲーかもしれませんが、その運ゲーへの挑戦権を得るために、きちんと言語化して詰めることが重要なのだと思います。

 

来期もM∀LICEを使用できるか分かりませんが、もし使えるならこの記事が少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。

 

 

ではまた。