こんにちは。アルクです。
はじめましての方ははじめまして。

前回の初心者指導の記事はたくさんの反響をいただきました。
本当にありがとうございます。
今回はM∀LICEについての記事となります。
前期はシェアを減らしていましたが、今期は非常に立ち位置が良いと感じています。
特に来週開催される「YCSJ NAGOYA」にて使用したいという方が多数いらっしゃるとのことなので、その人達の一助になれるよう、記事を執筆することにしました。
少しでもお役に立てれば幸いです。
今回のサムネイラストも友人のカナメさんに描いていただきました!
あまりにも良すぎる。このままプレマにしたい。
本当に感謝!
- 前期までの環境考察
- 今期の環境考察
- 実際に使用してみた感想
- 展開ルートと誘発受けについて
- YCSJについて
- YCSJ結果と構築について(11/3 追記)
- 終わりに
1. 前期までの環境考察
まずは前期までのおさらいを。
6月末に発表された制限改訂により、M∀LICEから奪われたカードがこちら。

おもんなカード代表、アポロウーサです。
正直なところ自分はガッツポーズでした。
自分でウーサを使う成功体験よりも、相手にウーサを使われるヘイトの方が何倍も大きかったので。
明らかに先攻有利を助長するカードかつ、プレイの絡まないカードなので禁止は妥当と思います。
さて、ウーサの禁止によりM∀LICEは数を減らしたと思われそうですが、実はそんなこともありません。
何故ならウーサ規制前からM∀LICEのシェアは激減していたためです。
理由ですが、
ヤミーが、きつすぎる。
ヤミーに対して抗えるかどうかの基準の一つに、
「誘発で弱めた盤面(例えばスナッチー+下級など)をギミックで超えられるか」
があるのですが、
M∀LICEはSクッキィの裏守備効果がきつくて超えられないシーンが多いです。
またK9VSのパワーにも追いついていませんでした。
基本的に相手の先攻は崩せません。得意のドロールすらラゼン召喚の前に散ります。
対してこちら先攻の場合は常にイヅナやホーリースーの恐怖に晒されます。
M∀LICEの誘発貫通は面にサイバースが残っていることが重要なので、ホーリースー地闇のコントロール奪取が重いシーンが多々あります。
ロンギが抜けていったなら空き巣的に使用することも可能でしたが、月光が対ヤミーデッキとしてそれなりにいたため、月光とM∀LICEを同時に見れるサイドカードとしてロンギが抜けきらなかったのも向かい風でした。
僕は前期はほぼ休止期間で、M∀LICEは使っていなかったのですが、仮にウーサが規制されていなくともM∀LICEは使用しなかったと思います。
2. 今期の環境考察
さて、9月末の制限改訂と新弾の発表を経て、今期がスタートしました。
前期からの変化としては、
①ヤミーの規制
②VSの規制
③巳剣の台頭
④月光は無規制
⑤ビルドパック組の追加
これらをM∀LICE使用者目線から順番に考察します。
①ヤミーの規制
懐柔禁止、アーデク制限、スナッチー準制限
M∀LICEにとって最も辛い相手であるヤミーに対して強めの規制が入りました。
しかし地力の高さから依然環境トップに君臨し、最も意識しなければいけない相手です。
M∀LICEからすると、下記の点が優位になりました。
・先手の際の着地狩りにリスクが無くなった
こちらが先攻展開した際に用意できる主な妨害である、クリプターによる除外、および07による除外に裏目がほぼ無くなりました。
これまでは懐柔または号を隠し持たれていると、クリプターで召喚権を着地狩りした後に懐柔を通されるリスクがありました。
展開が全部通っているならそれだけで負けることはありませんが、ドロー系をドロールで止めた弱展開や、フワロスに対する妥協展開などではこの懐柔で十分負けが見えます。
懐柔が禁止になったことにより、場を空にするリスクがなくなり、クリプターや07を迷うことなく召喚権やマシュマオに対して使用できます。
除外処理のためサプライズが貫通要素になりにくいところも高評価です。
・ドロールに対する受け
懐柔3枚が減り、ヤミー下級ネームが全部で12枚
足りない初動は閃刀ギミックやスミスギミックから触る必要がありますが、ややドロールが重くなります。
(懐柔があった時は、ドロールなどむしろドロー系をカットしてくれるありがたい札でした)
ヤミーに狙ってドロールを入れることはありませんが、巳剣を睨んでメイン採用しているドロールが腐ることなく仕事してくれるのはありがたいことです。
・ビーステッドに対する受け
カプシー以外の下級初動は、スナッチーからミニヨンによる蘇生にビーステッドを打たれた場合に追加の手数が必要になります。
これもドロール同様、懐柔があった時は焼け石に水でした。

またM∀LICE側が先攻の際にバルドレイクを持っていた場合、バルドレイクのフィールド効果によりスナッチーを除去されるため、下級併せ持ちでも厳しいシーンがあります。
バルドレイクが2枚に増えたことも追い風です。
総じて、ドロー系以外の単発誘発でも、重ね打ちすればヤミーに抗える可能性が出てきたと言えます。
これは上述したとおり、ヤミーにフワロスを通した際の妥協展開を超えるのが難しかったM∀LICEにとって、誘発およびプランの選択肢が広がったと言えます。
②VSの規制
ラゼン制限、ヨクル制限により、環境からほぼ姿を消しました。
炎属性かつ初動の減少はどうあってもリペア出来なかったようです。
これによりサイドデッキのプルリアの採用率が減少。
③巳剣の台頭
9月末の新弾でOCGにも巳剣が実装されました。
ドロー系やニビルの受けが良いことから多くのプレーヤーが使用しており、YCSJでもトップに近いシェアになると予想できます。
このデッキに対して、下記の点からM∀LICEは比較的優位に立ち回ることができます。
・M∀LICEお得意誘発の効きが良い
ドロー系をストップ出来るドロール
先攻展開補助にもなるビーステッド
属性上使用可能なインパルス
M∀LICEと相性が良いこの3種の誘発は、いずれも巳剣に対して有効な誘発となっています。
サーチを多用するため比較的ドロールが重く、
全員闇属性かつ蘇生を多用するためビーステッドが機能しやすく、
インパルスで儀式そのものを止めることが可能です。
・盤面処理能力の高さ
巳剣の強い動きの1つとして、御魂で面を増やして除去を追いつかなくすることで生存して、蘇生時効果で増やしたリソースを叩きつける、というものがあります。

御魂の蘇生にターン1が無いので、中途半端な除去のデッキだとキルを取ることが難しく、特に巳剣ミラー等において真価を発揮します。
これに対してもM∀LICEは容易に突破します。
蘇生などお構いなしにフル展開して相手の面を全て埋めさせてから、
アクセスコードの除去(2~3面除去)
相互リンクFWD(1~3面除去)
クリプター(1面除去)
これらを組み合わせて5面全て除去しワンキルまで持っていけます。
・大祓の牽制
巳剣はギミック内で万能無効札を構えることができます。

ただこの手の万能無効札には珍しく、通常罠のため、リングリボーを置くことで牽制することが可能です。
④月光は無規制
制限改訂にて月光はノーダメージでした。
バグースカすら規制されない始末。
改訂直後のタイムラインでは、月光のtier1が予想されていました。
が、前期まで月光を使っていた自分からすると、今期は月光は厳しいと感じていました。
仮想的であるヤミーの減少予想、
苦手対面であるM∀LICEの増加予想、
およびそれをメタったロンギの増加、
巳剣をメタった誘発が全部月光にも刺さるなど、相対的な弱体化要素があまりも多かったです。
⑤ビルドパック組の追加
9月末のビルドパックにて、キラーチューン、エニアクラフト、ヘカトンケイルが実装されました。
ただし、素のデッキパワーがヤミーやドラゴンテイルのような過去ビルドパック組と比較して控えめであること、
また全テーマがドロールをそれなりに重くもらってしまうことから、巳剣と一緒にメタられてしまっている状況にあり、環境に台頭するには規制や新規カードの発表が待たれます。
総合しての今期環境の考察としては、
・全体的にデフレ傾向にある
・誘発の相性的にM∀LICEに追い風である
といえます。
3. 実際に使用してみた感想
さて、理屈ばかり捏ねていてもあまり説得力がないので、実際に自分でCSに出て、上述した環境考察が正しいのかどうかを確かめてみました。
からふる杯 3-2

ネクストプレイ杯 4位

太陽CS 準優勝

戦績はぼちぼちでしたが、十分に戦えることを実感しました。
特に3CSを通して巳剣系統のデッキと計7回対戦し、一度も負けていないことから、相性の良さは確かなものだと思います。
ヤミー相手に負けが続いていますが、ロンギが飛んできた試合ばかりなのでそんなに悲観はしていないです。
色々と考えているプランはありますが、自分で勝っていないのに人に勧めるのはあまり好きではないので、今後結果が残せたらまた追記しようと思います。
4. 展開ルートと誘発受けについて
ウーサ規制後M∀LICEの展開ルートについては、マスターデュエルでM∀LICEを使って活躍されているしゃんいさんがnoteにまとめてくださったので、そちらをご覧下さい。

(僕1人で展開ルートまで書くのしんどかったのでマジで助かりました...)
色んな展開ルートを辿ってみると、いわゆる誘発受けの「勘所」みたいなものが掴めると思います。
それが分かってくると本番でアドリブがきくようになります。
一応分かる範囲で言語化しておきます。
・ニビルの受け方
次の2通りのケアがあります
①先出しアコードでニビル自体を止める
②立て直しが可能な札を隠しながら、必要な要素を集める
①は文字どおりで、先にアコード+リンクモンスターの構えを作ってアコードの蘇生効果を破棄して展開を継続します。
ですがこの構えの維持に最低でもリンク値6を必要とするため、誘発を受けながら毎回これが出来るとは限りません。
そこで②の考えが必要になります。
M∀LICEの展開にはいくつかのセーブポイントがあり、これらをクリアしていれば盤面が吹き飛ぶことは実は致命的ではありません。
1. キャットで2ドローする
2. バインダーの蘇生制限を満たす
3. クリプターの蘇生制限を満たす
4. 相手ターンにバインダーを出す手段を確保する(ヘア、ビーステッド、06)
ニビルを受けたとしても、これら4つが全部満たせているのであれば別に構わないと思っています。
誘発と合わせて、十分な妨害とリソースが確保できます。
どこでニビルを受けても上記が満たせるようにするには、盤面リソースだけに依存しない立ち回りが必要です。
具体的には、
・マーチヘアを手札に抱えておく(リンク値+1)
・帰還効果を使っていない下級M∀LICEを1種残しておく(リンク値+1)
・メイジを温存する(リンク値+1)
・バックアップを温存しておく(リンク値+1)
・ウィザードを温存しておく(リンク値+2)
これらと、ニビルトークンから変換できるリンクスパイダーを足して、リンク値が常に3以上になるように動くことで、いつでもバインダーかクリプターに到達して復帰が狙えます。
常に全部を抱えたままでいる必要はなく、例えばバックアップがサーチできたならマーチヘアは手放してしまっても構いませんし、
逆に初動が弱すぎてこれらを温存出来ない場合は割り切って動くのも大事です。
個人的には、こういった受けや割り切りを考えて動くのが展開系の醍醐味だと思っているので、
脳死でケア出来てしまうウーサがいなくなって本当に良かったです。
・うららのケア
ご存じのとおり、M∀LICEは初動のうららの受けが非常に良いテーマで、ドーマウスやアングラ初動はもちろん、キャット+ビーステッド初動などでもうららをほぼ無視して展開が出来ます。
ですがそれゆえに、展開中盤を過ぎても相手の手札のうららが透けません。
打ちどころを無くしたうららが相手の手札に残っている可能性が常にあります。
このうららをバインダーの帰還効果にもらってしまうと、場合によってはかなり痛手となります。
ここでもウーサがいない影響が出てきます。
キャットを起動すればうららを見れていると思うかもしれませんが、展開中盤のキャットは止めたところで貫通が丸わかりなので、スルーされてバインダーまで待たれます。
このうららは下記2通りのプレイでケアが可能です。
①バインダーを06ではなく11で除外する
最もまずいシチュエーションは、バインダーを06で除外し、帰還効果にうららを当てられたために、バインダー本体だけでなく、バインダーで伏せ直そうと思っていた06も含めた両方を失うことです。
これを避けるために、先にバインダーのセット効果を使用して伏せに11と06を揃え、11を発動してバインダーを飛ばします。
これならば仮にバインダーにうららをもらっても、06は確保出来ているので、相手ターンに06で除外ゾーンからバインダーをssして、墓地のクリプターやラビットを除外して妨害に繋げられます。
(特に先出しアコードをしていない場合は、06で飛ばしたバインダー帰還時にニビルをもらうと06を失うので、ニビルの受けとしても優秀。)
この場合自ターンのライフ回復はありませんし、罠で出るのも下級なのでリンク値は小さくなりますが、全てを失うことはありません。
②帰還効果を使っていないM∀LICEネームを最低1枚残した状態でバインダーを出し、墓地除外効果と同時に06でバインダーを飛ばす
バインダーのss時除外効果で、まだ除外していないM∀LICEネームを指定し、それにチェーンして06でバインダーを飛ばします。
こうすることで、バインダーの帰還効果と除外されたM∀LICEネームの帰還効果が同一チェーンブロック上で発動できるため、
チェーン1をバインダーにすることでうららをケア出来ています。
特に損失もないため出来るときはやった方がいいです。
下級は諸々のケアのために帰還効果を余らせることが難しいですが、
クリプターを先に出して、それを素材にバインダーを出すような動きをすれば達成しやすいので、意識して動かしてみてください。
5. YCSJについて
来たる11/1に名古屋にてYCSJが開催されます。
どんなデッキ、どんな構築を持ち込めば良いか、皆頭を悩ませていると思います。
お気づきの方も多いと思いますが、YCSJルールにおけるM∀LICEは相当強いです。
ロンギヌスを被弾する確率が非常に低いため、ドロー系にさえ気を付けていれば良いですし、
キル速度が速いので25分時間切れ両者敗北になる可能性も低いです。
ETが無いのでライフを払うデメリットも気になりませんし、
シングル戦の王である天盃龍に対しても、うららインパルスと展開中ドローの存在からかなりの有利が取れます。
正直、一番怖いのはM∀LICEミラーと言えるほどのtier1です。
そんなYCSJでのM∀LICEの構築ですが、
すみません、ここでは非公開とさせてください...
別に隠蔽したいわけでは全く無くて、結果を出していない構築をお勧めして、上手くいかなかった場合に責任が取れないのと、
M∀LICEは本当に多くの方が色んな構築を使用されているので、「この構築が強い」みたいな主張をすると、違う思想の方からSNSでチクチク言われて面倒なので...
とはいえ何も書かないのもあれなので、一部カードの評価だけしておきます。
・TB11の採用

何かと抜けたり入ったりするTB11ですが、今回はあった方が良いと思います。
主な理由はヤミーの存在で、11の動きを07で代用しようとすると、ヤミーに標準搭載されているパージによって妨害されてしまいます。
また上述したバインダーへのうららケアを徹底するためにも必要です。
ヤミーを誘発で弱めた後の後手でも、11があるかどうかで動きがかなり変わります。
苦手対面なので意識は外せません。

また10/25発売の新弾で実装された「禁じられた聖冠」をM∀LICEネームに受けた場合に、M∀LICE罠があると場からどかすことが出来るので、この点でも有用です。
・闇の誘惑採用

マッチ戦では、サイド後先攻でスタンバイロンギを被弾した場合に機能しないため、微妙な評価になっていますが、シングルでは流石に強いと思います。
下級とビーステッドを増した今期なら打てないということもほぼないです。
ドロー系を打たれても、2ドローでドロールを引ければ対応が間に合うため、間接的な指名者のかさましになっているといえます。
・トランスは無くてもいいかも
先出しアコードする際も必須ではなく、サイド後にロンギを受けた場合に必要になるカードなので、YCSJでは抜いてしまっても良いです。
もちろんあったら便利なので枠と相談してください。
また何か思い出したら追記します。
「暫定でもいいから構築ほしいよ」という方は、個別にDM等で連絡頂ければ可能な範囲で対応します。
6. YCSJ結果と構築について(11/3 追記)
上記を考えてYCSJ本番に臨みました。
先に結果から。

7-2で惜しくも予選落ちでした。
今回はオポ落ちが少なく、自分は1敗目が5回戦だったので、最終戦に勝っていれば確実にトナメに上がれました。
悔しいです。
負けた試合に関しては、
・初手がキャット2枚誘発3枚でキャットにうららもらって止まり、
相手の手札にヤミーネーム2と墓穴三戦あって死
・先取られて御巫をしっかり回される
こちら手札ヘアウィザードビーステッド3とかでヘア召喚したら聖冠直撃
ターン返しヘアに諸刃つけられて連続特攻で死
正直どうしようもなかったです。
シングル戦ですし割り切るしかないです。
続いて構築について

ポイントとしては、
・フワロス不採用
・墓穴不採用
・ダルクの採用、トランスの採用
・FWDの2枚採用
順に説明します。
・フワロス不採用
M∀LICEのフワロス採用は常に懐疑的ではありましたが、その違和感を上手く言語化出来ずにいたため、他のプレーヤーも採用しているという惰性的な理由で採用を続けていました。
そんなこんなでいつもの店舗で調整を続けていた時に、突如現れたのがこの男。

遊戯王星人、登場。
いつもはそんなに現れないんですけど、YCSJ前でモチベ上がってたみたいです。
彼もM∀LICEを使うとのことだったので、上記フワロスの件も含め、思っていることをぶつけてみたところ、全てにおいて納得のいく答えが返ってきました。
本当になんなんだこいつは。
たすくもフワロスを抜いていました。
話をして自分なりに言語化出来たので以下に記します。(あくまで僕の意見です)
①2枚持ちの相方になりにくい
今回採用している誘発は、ドロールにしてもニビルにしても、1枚で相手を完封出来るパワーはなく、重ねうちで真価を発揮します。M∀LICE相手もドロール+ニビルなどでようやくゲームになります。
故に誘発の選定は2枚持ちを前提に考えますが、フワロスは通るかどうかで0か100かのカードに近く、2枚持ちの相方としてカウントしづらいです。
(墓穴は引っぱり出せるが、そもそもニビルビーステッドインパルスが墓穴を受けないので役割が薄い)
②先攻での役割がほぼ無い
M∀LICEはたとえ誘発で展開を止められても、キャットの2ドローで誘発を引き込んでいればクリプター単騎でもゲームが続けられます。
フワロスの枠が他の誘発であれば、拾える試合は増えそうです。
またYCSJは他のレギュレーションと比較して天盃龍が多く、フワロスを抱えたまま破壊されるシーンも多いと思いました。
③相手のうららを吐かせる必要が無い
これがたすくから聞いて一番納得した部分です。
フワロスを投げて、それがうららで弾かれたとしても「相手の手札からうららを削る」という仕事はしてくれています。
初動にうららを当てられると厳しいデッキにとってはこれが大事で、例えば巳剣であればフワロスを打ったおかげで初動の巳剣勧請が通るわけです。
対してM∀LICEは、初動に対してうららをもらって展開が止まる可能性が非常に低いデッキです。
アングラやドーマウスは単体でうららを無視して展開を始められますし、キャットやラビットも様々な組み合わせからうららを貫通します。
そのため、ドロー系を投げなかったために相手の手札にうららが残ることを殆ど苦にしません。
むしろ「ドロー系を弾く」という最も強い使い方をさせないことがアドバンテージに繋がると考えても良いわけです。
これはミラーマッチのドロールに対しても同じことが言えます。
フワロス以外の誘発2枚持ちで相手の展開を咎め、相手はドロールで耐えようと思ってもこちらがM∀LICEだと殆ど意味がない...というゲーム展開は想像できると思います。
・墓穴不採用
これは自分の頭の中には全く無かったのですが、たすくから提案されました。
まず墓穴で弾きたいカードが、YCSJ環境だとドロー系誘発しかありません。
(うららドロールはギミックで容易に貫通。インパルスには打てない)
うららに加え、ドロールを3枚積めている時点で、他のデッキの指名者3枚と同じ枚数でドロー系に対応できています。
またM∀LICEはGは厳しいですが、フワロスに対しては1ドローでクリプター+07の質の高い2妨害を用意できるテーマなので、そこにキャットの2ドローを合わせれば誘発を2枚以上抱え、計4妨害で対応することも再現性高く行えます。
(ここは上述のフワロス抜きとも繋がっています)
これらを踏まえ、墓穴2枚を誘発にすることでより後手にも誠意を見せることにしました。
実際に調整で使ってみたらこれが強い強いw
初手の誘発複数持ち確率が上がって大満足でした。
・ダルクの採用とトランスの採用
ダルクはミラーと巳剣相手の後手で使用することを想定しました。
ミラーにおいては、後手で相手を誘発で止めたけど初動が無い、あるいはバックアップをうららで止められた際などに、出力したビーステッドなどを素材にダルクを組んで、相手の墓地からM∀LICEネームを拝借してランサムに向かいます。
巳剣相手では、相手の叢雲を対象に取ります。
殆どの場合勧請で躱されますが「叢雲のサンダーボルト効果を任意のタイミングで打たせない」という仕事をしてくれるのが大きいです。
着地時にサンダーボルト効果を使われなければ、ダルクはリンク値2として使えますし、効果を使われてもダルクの墓地効果で全ての下級M∀LICEネームにアクセス出来ます。
トランスコードに関しては、参加前の考察で「採用しなくても良い」とコメントしましたが、これも採用することにしました。
思考がブレブレですみません...
用途としては展開に混ぜるというより、ニビルを受けた場合のリカバリーですね。
手札にウィザードを持った上で、デコーダーかメイジのどちらかを未使用にしておくとトランス込みでかなり強くリカバリーが出来ます。
自分でドロールを打ってドロー系を止めると、先出しアコードに行けない場合も多々あるので、足回りを強化しておきたかったです。
・FWDの2枚採用
これが一番気になる部分だと思います。
FWDの2枚採用を始めたきっかけは、誘発の選定内容と対巳剣性能でした。
今期はビーステッドの刺さりが良いため、思い切って4枚採用しましたが、それ故先攻展開にて墓地にビーステッドが落ちる回数が増えました。
またドロールでドロー系を止めた場合も墓地にドロールが落ちます。
要は「FWDで回収したいカードが前期より墓地に溜まりやすい環境」といえます。
詳細は省きますが、先にアコードを立てた上で展開を伸ばしていった結果、
EXゾーンにアコード
下にランサム、バインダー、リングリ
みたいな盤面になることが良くあり、ここからの妨害捻出を強化出来ないかを考えました。
ここでバインダーとリングリでFWDをアコードの真下にss
優先権でFWDの効果を発動し、墓地のヘアと誘発(ビーステッドなど)を回収
(優先権で打つのはニビルに対してFWDをリリース出来るように)
この後、ランサムとFWDでFWDの2体目を出すことで、実質リンク2のように自然に妨害を捻出できます。
この枠はマスカレーナのことが多いですが、リンク以外のモンスターが盤面に残りづらく、FWDの方が実は手軽だったりします。
この2体目のFWDに期待していることは、対面へのバウンス妨害はもちろんですが、
拾い直したドロールへの墓穴をFWDで躱すことで、確実に巳剣の息の根を止めることが出来ます。
また最終盤面がアコード+FWDとなるため、超融合ガルーラで盤面が急に飛ぶことが無いのも副次的ですがありがたかったです。
ここまでだと上振れ札にしか見えないと思いますが、実は下振れを補強する性能もあります。
色んな誘発を貫通しながら展開して、ランサム、バインダーと下級1体(+06)の盤面になることがあります。
ここで3体でアコードを作ると1妨害ですが、バインダーと下級でFWDを作って墓地の誘発(うららドロール等)を回収し、ランサムとFWDでFWD2体目を作ると、相手ターンに06でバインダーをFWDの真下に出して1バウンスの妨害になります。
要はアコードの1妨害を「誘発+1バウンス」の2妨害に分裂させるイメージです。
単純に妨害数が増えるだけでなく、盤面と手札に妨害が分散するため、特にYCSJで天盃龍と戦うことを想定した際にこちらの方が有用と判断しました。
アコードは一滴やライストで踏まれやすいですからね。
また墓地からM∀LICEネームを回収しやすくなるため、キャットの2ドローの起動が後から可能になります。
これによりインザミラーを抜いていることによるデメリットを回避することが出来ます。
長くなってしまったのでまとめると、
・墓地の誘発を回収して強いシーンが多い
・出しやすさもマスカレ以上
・メイン戦の後手墓穴をケア
・下振れ時も妨害を増やせる
・インザミラーの補填が可能
実は僕が想定していたのは上3つだけで、下2つはたすくから教えて貰いました。
彼は僕のFWD2枚採用を見て、自分の構築にも反映した上で更にブラッシュアップし、そのプランを僕にも共有してくれました。バケモンかよ。
本当に頭が上がらないです。感謝。
起源主張するつもりは全くありませんが、日本最強プレーヤーも採用するプランに自力で辿り着けたことはちょっと鼻が高いです。
そんなたすく選手の結果は、、、


なんと優勝!!!
5000人の頂点です!
本当にすごい! おめでとう!
直前に一緒にCS出て調整もしていたので、自分のことのように嬉しいです。
(僕はほぼ情報もらってばかりでしたが)
親しき友人でありながら、僕はこれからも彼のファンボーイです。
7. おわりに
ここまで読んで頂きありがとうございました!
何とかYCSJ前に間に合わせねばと思って急いだのもあり、誤字や抜けがあったらご容赦ください。
(そっと教えてくれると嬉しいです)
新弾の考察が全然出来てなくて、内容として物足りないかもしれません。
エクソシスターやレスキューに当たった場合は頑張って対応してください。不利ではないはずなので。
引用RTなどで記事の感想を頂けるととても嬉しく、励みになりますので、よろしくお願いします🙇
記事読んでYCSJで勝てたよーみたいな報告も嬉しいので是非お願いします。
最後になりますが、今自分は茨城県にて非公認CSの運営を行っています。
「閃光杯」というCSを、約2か月に1回くらいのペースで開催しております。
次回開催は11/16(日)ですが、こちらはありがたいことに既に満員となっております。
また定期的に開催しますので、興味のある方は是非遊びにきてください。お待ちしております!

Xアカウント(@StarD_spark_cup)
YCSJ頑張りましょう